中国秘伝ひとりあんま気功⋆⑭

顔がむくむ、脚がむくむ⑵
①楽な姿勢で椅子に浅くすわり、体の余分な力を抜いて、心身ともにリラックスしましょう。目をかるく閉じ、脚下にやや意識を集中させながら、ゆっくり腹式呼吸を行います。しばらく腹式呼吸をつづけたら、椅子から立ち上がってください。
②両足のカカトの上、アキレス腱のほぼ中央に跟中というツボがあります。また、足首の付け根、足の甲の中央に解谿というツボがあります。ツボの位置を確認したら、呼吸に合わせて片方の足の跟中を、もう片方の足の解谿で蹴りながら、歩きます。つまり、ツボにツボをぶつけ、二つのツボを同時に刺激するのです。
 べつに強く蹴る必要はありませんが、確実にツボにツボをぶつけましょう。また息を吐ききる瞬間に、足蹴りだすようにしてください。蹴りながら、合計一〇歩くらい歩きます。
 解谿は胃経のツボ、跟中は奇穴のツボですから、こうして二つのツボをぶつけることで、胃経、脾経の気の流れがスムーズになり、徐々にむくみが解消されていきます。
 以上①~②を一日に二回行ってください。なお、太りすぎや齢をとって脚がもつれやすい人は、歩きながらではなく、転ばないように壁に手をついて足の甲でカカトを蹴るようにしましょう。

2024年9月
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