中国秘伝ひとりあんま気功⋆⑫

便秘を解消する⑵
④両手のひらを脇腹におき、そこから肛門の方向に向けて、大腸の動きをうながすように斜めに手のひらを押し下げます(おもに小指の付け根の下のふくらんだ部分で、押しましょう)。ぜったいに手を往復させずに、上→斜め下へ約三〇回くりかえし押し下げましょう。
　以上①～④の方法を毎日二回欠かさず行うとともに、規則正しい食生活を心がけ、毎日決まった時間に排便する習慣をつけるようにしましょう。
　便秘は一日も早く治したいけど、正直いってツボの位置を探す自信がないという人のために、もっと簡単なひとりあんまの方法を教えましょう。
B＝①肩幅くらいに足をひらいて立ち、肩の力を抜いて全身をリラックスさせます。目をかるく閉じ、腹式呼吸をしながら、両手のひらをこすり合わせます。
②手が温かくなったら、両手をにぎって拳をつくります。その拳の指の関節を尖った角ではなく、親指と人差し指の側面が渦まき状になった平らな面で、ヘソの真裏を叩きます。ヘソの周辺に振動が伝わるくらいに、やや強めに叩いてください。というのは、これは腹部に振動をあたえ、腸の活発な動きをうながすことが目的の手法だからです。
　左右の手を交互に動かし、三〇回ほど叩きましょう。その時点で、叩いたところが温かくなっていない場合は、もう三〇回叩いてください。